子どもが生まれる前に劇団四季を見て、すごくすごく感動した母。
あの心をゆさぶられる臨場感。あれは劇場に行かないと味わえない。
劇団四季を身に行くたびに、自分に子どもができたらいつか一緒に見てみたい!
ずっとずっとそう思っていました。
しかしいざ生まれてみると、色々気になって仕方がない。
ネットでは「2歳から見せました」なんて記事も見かけるものの本当に行って大丈夫なの?周りに迷惑かけない?
そこそこいいお値段もするし、せっかく見せるならそれなりに子どもの反応もほしいという親のヨコシマな思い(笑)。
そんなことを色々モヤモヤと思って調べたので、調べたことをまとめてみました。
1.子連れで劇団四季はいつから見にいけるのか。
子どもの感性を養う情操教育に、ミュージカルや劇はよいとのこと。
- 演劇鑑賞の甲かは赤ちゃんでも得ることができる
- 乳幼児期の6歳くらいまでは、五感が著しく発達する「感覚の敏感期」。この時期に本物の芸術に触れさせることで、子どもの様々な感覚・感性が磨かれるのだそう
- 「うちの子どもはまだ幼いから」と演劇鑑賞を敬遠するのは、とてももったいないことだと言えるでしょう
とまで書かれていれば、 こりゃ是非とも子どもを連れて行くしかない!
劇団四季では「2歳以下のお子様の入場制限」が設けられているものがあり、ライオンキングもその対象にはいっています。
でも裏を返せば、3歳以上は劇団四季側も認めてくれる!ということ。
またいざとなれば「親子観劇室」という部屋もあり、そこからの観劇も可能。
また「ファミリーゾーン」も用意されています。
・・・とまで書いておきながら、わが家の初劇団四季は結局小学2年生だったのです。
2.子連れで初めて劇団四季を見せるときに気をつけた3つのこと
「子どもが小さくても観劇はよい」と思いつつ劇団四季にかぎっては小学2年生まで待っていたかと言うと、3つ理由があるのです。
①S1席で見せたい
私自身、『劇団四季ファン!』と声高に言うほど見てるわけでもなく、実は見たのは5、6回程度のほぼ初心者。
とはいえその少ない回数の中で、S席、A席、2階席B席は経験済み。
引用:積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏] | 劇場情報(劇場・アクセス) | 劇団四季
さて子連れで見るならどこにしよう。
引用:ライオンキング 東京 | 公演情報 ・座席料金| 劇団四季
天下の劇団四季は、お値段もステキプライス。
しかし2階のB席C席になれば、価格もお手頃。
子どもが本当にはまってくれるかわからないのなら2階席も・・・と思うところ。
が、2階席と1階席では迫力が全然違う!
2階席ももちろんいい。
昔B席で見たときも「このお値段で劇団四季を味わえるなんてよかった。」と思えた。
他のブログのネット情報では「2階席の前列であればよく見えるし、舞台の全体の配置もわかっていい」という意見があるのも拝見しました。
ただ個人的な素人の感覚なんですが、2階席はいいけど映画を見ているような感覚。
1階席のあの音の振動を肌で感じる臨場感は2階席では味わうことができない。
生のミュージカルを見る肌で感じてほしい。
そう思い「1階S1席14列目の中央」を選びました。
(14列目なのは・・・自分が選んだ時の残っていた中央の最前列がそこだっただけなんです)
よく見えるように中央席を選びましたが・・・ラインオンキングの場合は、間違いなく1階席通路側オススメ。
当日観劇していて「しまったー。通路側にすればよかった!」と本気で後悔しました(笑)。 子どもなら絶対、通路側なら喜びます!
②いい席で見れる年齢まで待つ
子連れ観劇でよく聞くことと言えば「子どもが騒いだ時にすぐに出れるように後ろのほうがいい」。
正直わが家も双子たちが年中さんくらいまでだったら、間違いなくそうしていたと思います。
『劇団四季 子連れ』で検索すると関連ワードで『劇団四季 子ども うるさい』なんてのもヒットする。
自分の子どもに見せたいからといって、ほかの方の邪魔をしてはいけない!
それにいつ泣くか騒ぐかドキドキしながら見て集中できず、万一そうなったときに「すみません。すみません。」と言いながら通路に出ていく勇気が・・・ない。
なのにいくらいいからってS1席で見せるの?って話・・・
ワタクシが傾倒しているモンテッソーリでも教具は出会いが肝心と言われます。
モンテッソーリ教師のきちんとした提示のおしごとに出会う機会があるなら、家でなんちゃってで素人母がやるよりも、待つべきと。私も通信講座で言われました。
(子どもは一回見ちゃうと『それ知ってるー』とちゃんと見てくれなくなることがあるようなのです。)
母の思い入れの深い劇団四季との出会いは最高のものにせねば!
と思うからこそ、もうある程度長い時間の観劇にも耐えられるであろう小学生まで待ち続けたのです。
特にわが家は保育園の年中時代に見た「アナと雪の女王」が途中で怖くて見れないという怖がりのPonがいたので、お父さんライオンが亡くなるシーンに耐えられない可能性がほかの子よりも高く、そこで戦線離脱してしまっては、最高の出会いより何よりお金がもったいない・・・(+_+)。
(アナと雪の女王のどこが怖いんだ?って話ですよね・・・アナが悪い王子に殺されそうになるところの場の雰囲気が怖くて耐えられなかったらしいんですよ。)
③子どもがストーリのわかるものを見せたい
自分が子どものころ、双子と同じ年のころ実は劇団四季を見ているのです。
あの、かの有名な「CATS」。
実母曰く「ネコなら子どもも好きだろう」とのチョイス。
が、当のこどものワタクシはというと、内容はまったく記憶になく、ネコが踊ってたなあくらいしか覚えてない。むしろおもしろくなかったに近い記憶なのです(^_^;)。
どんなに情操教育に良くてもよくわからないものはあまり印象に残らない、を実体験として知っていたワタクシ。
ライオンキングの素晴らしいところは、ストーリが子どもでもわかるということ。
ストーリがわかっても、内容を知らなければやっぱりなんだこれは?となる恐れがある。ライオンキングならディズニーが原作なので
事前に絵本で軽くストーリーは押さえておきました。
これがあるおかげで、見通しが立ったのはよかったのかなあと思います。
3.子どもの反応は?
「本当に本当によかった」
「ドラゴンボールよりも何よりも1番好きになった」
「また絶対見に行きたい!」
そう。
親が思う以上に、はまってくれたのです!
いや、見てた時はそうでもないかなと思ったのです。
「いつまであるの?」と何度も聞かれ、正直飽きてるのかな?と思いました。
終わったあとも「ぬいぐるみ買いたかったな」と言ってたけど、正直どこにでかけても”ぬいぐるみ”を買いたがるのでまあ普通だったのかなと。
でも家に帰ると毎日毎日「本当によかった」と。
そして家でも外でもPenとPon二人でナラとシンバのライオンごっこをしている。
あまりに二人がよかったよかったと連発するので演劇に全く興味のないパパまで「そんなに言うなら僕も見に行けばよかったなあ」と言うほどに。
音源だけでもとTSUTAYAでサントラを借りたら、車の中で延々と流しっぱなしの歌いっぱなし。
・・・え?そんなに?と母がびっくりするぐらいのはまりっぷりなのです。
最高の出会いを演出できたようです!( ̄ー ̄)ニヤリ。
4.️コロナ禍の劇団四季に子連れで行く場合の注意点
※2020/11時点での情報です。
①通常と変わってること
下記のサービスは、当面の間、中止させていただきます。
※親子観劇室
※飲食の販売
※喫煙スペースの提供
※クロークでの手荷物・お召し物のお預かり
※ブランケットの貸し出し
※字幕グラスの貸し出し
とあるとおり、実際わが家が行ったときも飲食の販売はゼロ。グッズ販売のみでした。
また通常は座席での飲食は不可ですが・・・
- 劇場へのお飲み物のお持ち込みは、ペットボトル等の、フタつきのお飲み物のみとさせていただきます。当面の間、客席でも、上演中を除きお飲みいただけます。まわりのお客様にご配慮の上、対面を避けてお飲みくださいますようお願いいたします。
- ご来場の皆様へ、衛生対策ご協力のお願い:新型コロナウイルス感染症対応【11/5更新】|インフォメーション|劇団四季
やはりロビーは混んでたので、休憩中だけで席で飲み物が飲めたのは非常にありがたかったです。
そして子連れの救世主「親子観劇室」も利用不可。子供が観劇しつづけれられないなという場合は、「ロビーのモニタでの観劇」一択なんですね・・・うちの子大丈夫かなあと心配な場合は、ちょっと見に行くハードルあがりますね(;'∀')。
②事前にこどもの飲食は買っておくと安心
コロナ禍の現在、会場では飲食の販売もゼロですが、もともと自動販売機もありません。
休憩時間は20分ありますが、トイレが回転率はよいとは言え長蛇の列になっているので、トイレが終わるころには残り時間がほとんどない。
休憩時間に行ける距離感に、コンビニもありません。
ロビーでは飲食可能ですし、ペットボトルなら休憩中は自席で飲めるので、子連れは特に事前準備必須です。
わが家はちゃんと調べてなくて、休憩時間に子どもが「のどがかわいた」と言い出し、売店が何もなくて焦りました・・・。たまたま残ってたペットボトルのお茶があって本当によかった。
③コロナ禍の席はどうなっているの?
衛生上の観点から、前数列は空いていました。
が、隣の席同士は1席ずつ間を空けてということはなく、通常どおり座ってました。
もちろんマスクは必須。観劇中も常にマスクです。入場前に検温もしているし、座席は毎回消毒されているので、だいぶリスクは下がっているとは思います。
もしソーシャルディスタンスを気にしているのであれば、注意したほうがよいかもしれません。
様々なレンタルサービスが中止となる中、シートクッションサービスはありました。
借りた後、スタッフの方が席まで来てくれて、ちゃんと子供の目線で舞台が見えるかどうかのチェックまでしてくれました。
このシートクッションの座り心地のよさと視界の安定感のおかげで2時間40分の長丁場にも耐えれたんだと思います。
それにして10年以上ぶりぐらいにライオンキングを見ましたが、わかって見てても心がふるえるほど、素晴らしい。今年で21年目だそうですが、今後もぜひ続けてほしい作品です。
++ PenPon8歳 ++