ひらがな「書く」前の運筆練習にオススメの手作り教材

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前回の記事に書いたひらがなに興味を持ち始めたらの記事。

www.penpon.work

書くことを観察し分析すると、2つの違った種類の運動が行われています。

・書く道具(筆記用具)の操作
・形(文字)の再現

前者のために鉄製はめこみ(幾何タンス)、後者のために砂文字という教具を考案しました。引用元:野村緑『お母さんのモンテッソーリ』(P.154)

 今回はもう一つの『書く道具(筆記用具)の操作』について、モンテッソーリ好きPenPon家の手作り教材のことをご紹介したいと思います。

 

 

一般的に「書く」準備というと 

はじめてのめいろ1集 (めいろ 1)

はじめてのめいろ1集 (めいろ 1)

 

こういった迷路などの線を書いたりするドリルを、モンテッソーリを知る前の私も思い浮かべました。

 

PenPon家が保育園見学に行ったときのとある園でも

「うちでは迷路の練習などをやらせるので、文字の準備もばっちりです」

と説明をされたくらい。 

 

ひらがなに興味を持ったからと言っていきなりひらがなを書くのではなく、ひらがなのあの曲線や線を描けるようになるためにもまずは、鉛筆を使う、線を引くといった要素を身につける必要がある。

 

と世の中の流れは知りながら、市販の迷路だけでなく、モンテッソーリ教育のメタルインセッツのもつ素晴らしさに心惹かれ手作りしたPenPon家の試行錯誤。ご参考になれば幸いです。

 

 

1.メタルインセッツで「書く」準備とは?

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 メタルインセッツ(鉄製はめ込み)のメタル10枚です。円形・楕円形・卵形・三角形・曲線三角形・正方形・長方形・台形・正五角形・花十字形の10枚です。

鉛筆を持って書くことに慣れ、手の動きを滑らかにするほか、集中力や芸術的感覚、忍耐力なども養います。引用:もんてママのたからもの

 

モンテッソーリ教具の一つ。メタルインセッツ。

図形のおしごととかと思いきや、形をなぞるための『書く準備』にあたる言語教育になるのです。


モンテッソーリ的には、子供が初めて筆記具(色鉛筆)を持つタイミング、でも、まだ文字は書かない。そんな運筆練習の時期に出会うものだそうです。

 

書く準備のメタルインセッツをどのように使うかと言うと、私が教えてもらった講座では3つの段階方式がとられていました。

  • 枠のみ
  • 枠と図形
  • 縦横の線から図形への発展

 

楽しくて何回も繰り返すうちに、実際に鉛筆をもって字を書くための、指先の力の調整と手首の柔軟さを身に着けていくのです。年齢が進むと、塗り方にシンメトリーが出てきたり、芸術的感覚の洗練にもつながっていきます。引用元:お母さんのモンテッソーリ(P.155)

 

この一見単純な形から、楽しみながら様々な運筆練習ができるのです。

 

このメタルインセッツのことを知った時に、運筆練習でありながらも、この芸術的な美しさにぜひ双子たちにも出会わせてあげたいと思いました。

 

2.「書く」練習のために手作りメタルインセッツ

型選び


以前、双子たちが2歳ごろ型はめパズルの手作りをしたときの教訓。

 

正しい図形の図を使わなければいけない!

 

以前作ったときには

  • 市販のパズルのようなすっとはまるぴったり感がない
  • 三角の形が微妙にずれて方向を変えるとはまらない

本当に残念なでき映えだったのです。

 

なので型・重要!

こちらのサイトから型を入手しました

※当時、私が作成していたときのサイトは閉鎖していたので、似たように型をダウンロードしてくれるサイトをリンクしました。 

docs.google.com

 

全部で10種類ありますが、それだけ労力をかけて、二人が全く興味を持ってくれなかったときのリスクを考えると恐ろしく(-。-;)。。。まずは基本3図形の丸・三角・四角から作りました。

 

材料選び

材料はこちら。ALL 100均

  • PPシート
  • コンパスカッター
  • 大きめのビーズ(つまみになるもの)

「PP(ポリプロピレン)シート」を選んだのは、型にあわせて線を引くことを考えると、それなりの厚みと耐久性が必要であること。

厚紙のほうがはさみで切れるので扱いやすいのですが、耐久性となぞりやすさを考えてこちらにしました。


□や△の直線形は、ものさしを使えばカッターで切れます。

 

しかし○の曲線がフリーハンドではまともに切れない。

○は一番基本の形だからどーしても作りたいのに!

 

と思ったら、最近は100均@ダイソーでコンパスカッターなるもの発見。これは○を切るのもめちゃ便利!

 

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ちょっと反ってしまったのが残念なところですが・・・

そして最後は、ボンドでつまみとなる部分を真ん中に接着。

 

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母お手製の見本も作ってみました。

見本を作ると、どういうことをこれからやるのか一目瞭然で、モチベーションにもなるだとか。

 

3.双子、メタルインセッツで「書く」練習

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さあ環境もセットしたし、まずは枠を書くことから始めよう!

「こういうのが書けるんだよ」と見本を見せると


2号「キレイ!書きたい!書きたい!」


今まで、のり貼りでも見本を作ったことはありましたが、ここまで反応がいいとは。作ってよかった~。


4歳にもなると『同じように作りたい』そういう気持ちが芽生えてきたということなんでしょうか。

 

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やっぱり最初は枠の中をたどるのも難しそう。

 

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そして、少し難しいといわれる枠の外。

鉛筆が型から離れて、ゆがむ図形。

 

できなーーーーい。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。と、グズる二人。


枠の外は、押さえる手の持ちかえも発生するから難しいようです。

 

鉛筆が枠から離れないようになぞるほうが難しいと、モンテッソーリDVDの松浦先生はおっしゃってました。

 

でも、何枚も書くうちに、少しずつ少しずつ手の持ち替えもできるようになり、枠に沿って書けるように。

 

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見本と同じように図形の中にも線を引き始めた。

 

この中に線をひく作業。


枠をはみ出ないようにするという、意思力と鉛筆コントロールが求められてるそうです

 

迷路やってても、はみ出したり、ぐにゃぐにゃ書いてて、そういうコントロールは二人はまだまだと思ってました。

 

いつの間にか、ここを塗りたい、線をひきたいの鉛筆コントロールができるようになっていました。

 

ただ『やりたい』だけじゃなくて、『キレイにきちんと描きたい』というキモチにさせる環境が作れたってことかなあ。母としても嬉しい限りです。

 

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作ったものは、自分で穴を開けてノート風に。作品になるのも嬉しいようです。

 

 蝶々結びは難しいので、100均のコードストッパーを使って自分で簡単に止められるようにしています。蝶々結びの練習は

 

4.ほかのもので代用できる?

ALL100均とはいえ、毎日の子育てや家事で大忙しのママたち。こんなもん作れん!という方もいっぱいいらっしゃると思います。

 

何か同じことで代用できないのか?

 

『茶ずつのふたやテンプレートでも、同じことはできる』と、以前受講したモンテッソーリの講座では教えてくれました。

茶ずつのふたなら、いっぱいある!

 

ただ気を付けないといけないのは、鉛筆が枠から離れないようになぞるほうが難しいという点。いきなりこれから始めると、難易度が高く諦めてしまう可能性大。

 

なので、

最初はこんなテンプレートで枠の中をなぞることから始めたほうがよさそうです。

ただ、まだ鉛筆のコントロールが難しいのでできるだけ図形が大きいほうがよいのかなあと。

 

ヨネックスのマークだけど、円と三角形もどきとシンプル!

 

わが家はだいぶ慣れてきた後はこんな

ステンシル用テンプレートを使って、そのあと色塗りなどもしました。

 

5.今だから思う後悔ポイント

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こんな風に10枚以上もどんどん書き続けたPenPon家。双子たちがそこそこにはまったと言える手作りと言えると思います。

 

とはいえ今だから思うのは『やはり小出しにすればよかった。』ということ。

 

あの見本が二人のモチベーションになったのは間違いないのです。

 

だけど、最終段階のものを見せてしまったがため、すぐによりキレイなものより難しいものを求めてしまうわけです。

 

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レベルにあわせて、段階的に見本を見せていくべきだったなあと思うのです。

 

6.まとめ

 PenPon家は、このメタルインセッツの手作りをする前から少しずつ迷路で遊んでいたりしました。しかし、これをやり始めてから明らかに自分で線をコントロールする技術を学んだように思います。

 

作ってよかったー。喜んでくれてよかったー。ステキな姿をみれてよかったー。

 

本当にステキなモンテッソーリ教具なので、もしモンテッソーリ園で実際にこの教具に出会えるのであれば、そのを出会いをぜひ大事にしてほしいので、おうちで手作りをせず待っていただければと思います。